
沖縄の引越しの風習(六曜・ヒヌカン・味噌・塩)とは?
沖縄で引越しをする際に良く聞くのが、『旧暦・六曜で引越し日時を決める』『ヒヌカン(火の神様)に拝みをする』『味噌・塩をお供えする』です。特に、沖縄の風習を大切にされている方にとっては重要な事なので沖縄の引越しの風習について説明します。
旧暦・六曜で引越し日時を決める
沖縄の引越しでの風習で、引越しをする日時を旧暦や六曜で決めています。引越しの日取りで、仏滅や赤口(しゃっこう)を避ける方が多くいます。また、引越し作業をする時間帯なども干潮・満潮に合わせるなどの風習があります。主な旧暦や六曜にかかる引越しの風習がこちら。
- 琉球暦(旧暦)の行事の日を外す。
- 大安の日に引越しをするのが良い。
- 干潮から満潮に向かう時間に引越しをするのが良い。
※あくまでも風習です。その土地や地域、家庭ごとの独自の風習に合わせても良いです。また、ユタさんによっても風習が違う場合もあります。
風習を気にしない方は引越し費用が安くなる
沖縄の引越しでは、大安の日に引越しをする方が多いため、仏滅や赤口などの「縁起が悪い日」には、引越しする人が少なくなるため、引越し費用が安くなる場合があります。格安に引越しをしたい方は、引越し業者にお任せした日時にするのが良いです。
引越しをすることをヒヌカン(火の神様)に拝みをする
ヒヌカンとは台所に祀る「火の神様」のことです。引越しではヒヌカン(火の神様)も移動します。自宅にヒヌカン(火の神様)がある方は、引越しをすることをヒヌカンにご報告しておきましょう。
引越し日に塩と味噌をお供えする
引越し先の家や部屋に荷物を運ぶ前に塩と味噌を先にお供えします。塩や味噌を持って行く理由は、引越し先の土地の神様に「これからここに住まわせてください」と挨拶を込めて行います。
引越し当日にヒヌカン(火の神様)に拝みをする
引越し当日にヒヌカン(火の神様)へ住所・氏名・家族全員の名前を報告し、「これまで見守って下さり、ありがとうございます。新しく○○○(新住所)へ移ります。引越しがちゃんと出来ますようお守り下さい。神様達もちゃんと付いて来てください。」と拝みをします。
沖縄の引越しの風習(六曜・ヒヌカン・味噌・塩)で安全・健康祈願
沖縄の風習は、先祖代々から土地に住む神様やヒヌカン(火の神様)、ご先祖様を敬う事で、自分や家族の健康や幸せになると信じられています。その風習のおかげで、自分達が健康で幸せであるかもしれません。自分なりにでも沖縄の風習を行ってみてはいかがでしょうか。